一番多い契約の種類といえます。
1社にしか売却活動の依頼ができません。
不動産会社はレインズ(不動産流通機構)という不動産会社専用のインターネットサイトへ
登録の義務があります。しかも契約を交わした2週間以内に。
さらに2週間に一度以上、文書にて売主に報告の義務が発生するのです。
昔では、手紙のような書類が主でしたが、今ではメールが主体となっていると思います。
1社だけでの契約となりますので、不動産会社も当然、活動を頑張る必要があるわけですね。
1社だけですが、その会社から他の不動産会社へも物件情報は流通します。
ですから他社は自分のところのお客さんに紹介することができるのです。
ですから、物件の窓口が1社に絞られるだけで、情報は公開されるので、
1社独占になるわけではないのですね。
なぜ、この種類の契約が多いかというと。
不動産仲介は、あくまでも成功報酬。
途中で売るのを止められたり、他の会社で決まったりした場合は、無報酬です。
仲介手数料として請求することはできません。
1社に任せてもらえるのなら、他の会社で売買契約を結ばれることはありません。
契約している限り、自分の会社で仲介料をいただける可能性が高いのです。
専任媒介契約のメリットとは。
まず1社だけでのやり取りですので、余計な手間は省けます。
正確なアドバイスを聞くことができます。
複数社に任せていると、何が本当か、デタラメな事を言う会社も中には存在するため。
信頼関係が増します。
トラブルが起きた場合の責任の所在が明らかです。
反対にデメリットとは。
いい加減な不動産屋であった場合でも、それが良いのか悪いのか気づかない。
物件情報を公開せず1社独占、両手狙い。
(両手とは)・・・売主、買主の双方から仲介料をもらう。
信頼関係が一番重要と思います。
あなたの大切な財産ですから、信頼できる業者へ任せるようにしましょう。