佐野市の市街化調整区域の土地では、2022年4月から
売却ができない土地が増えます。
本来、市街化調整区域は農家さんのためのエリアで住宅を建てることは
原則禁止されています。しかし、緩和条件により住宅建築を許可される
土地が多くあります。
今回法改正により、佐野市ではハザードマップによる浸水想定が3m以上の
エリアでは住宅建築が規制されてしまいます。
調整区域内で建築許可が取れる条件大きく3つ。
1.建て替えによる建築。
これは、むか~しから家があった場合で、昔からあるんだからいいよねって事。
2.建てる人が無資産であること。
開発許可というものを取る必要があります。
土地の建築要件が整っていて、無資産の人は誰でも建築が可能。
3.15年居住者であること。
非常に厳しい条件です。同エリアに15年以上の居住実績が
ある人でないと建てられません。基本的にはそのエリアで生まれ育った人
になるケースが多いと思います。
さて、今回の規制は、浸水想定が厳しいところでは、
15年居住者でないと開発許可が取れなくなるのです。
今までは、誰でも家を建てることができた、つまり誰にでも売れていた土地が
これからは売れなくなります。
今がラストチャンスかもしれません。来年3月末までに開発許可の
申請さえ出来てしまえば、今年度の法令の元、進めることができるそうです。
そしてさらに大変なことになるのが、
再来年度です。2023年4月から。
調整区域がほとんど、15年居住実績がある方でないと
家が建てられないことになるようです。
ただし、人が継続して増えている地域は、除外の可能性あり。
たとえば、界小学校付近などは大丈夫かもしれません。
とにかくこれからは、市街化調整区域の土地の処分は難しくなってきます。
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